以前にも書きましたが、交通事故は誰にとってもいやなものです。特に、事故後の体調の管理やその他保険会社等との話し合いは、自賠責保険等の知識や情報が少ない上に、相手方の保険会社の方はプロなので結果損をする事も多い可能性があります。その事が益々体調を崩す原因にもなります。当院の院長は、三井住友海上の顧問医ですので、事故後の体調の事やトラブルの解消の御相談に乗らせて頂きます。お気軽に御相談下さい。今日来院された患者さんも、検査結果と相手方の自賠責保険の請求方法や容認されている治療期間をご説明して安心して帰られました。
セカンドオピニオンとは、一度診察や検査で治療方針が決定した疾患について、改めて別の医師が新たな観点からその疾患について診断し、治療方針を患者さんにお伝えする事です。当院でも、患者さんのご希望で積極的に相談させて頂いています。前医師と意見が同じ場合がほとんどですが、中には治療の行き過ぎや、逆に消極的な場合も見受けられます。最近でも、頭蓋内の血管性の腫瘍、狭頭症、未破裂動脈瘤、脳梗塞、水頭症、パーキンソン病、髄膜腫、てんかん等様々な病気について、患者さんの身になって御相談させて頂きました。
当院では、脳のMRI検査を受けられた方で頚動脈エコー検査を希望されたり、高血圧症があり高脂血症や糖尿病がある方を中心に頸動脈エコー検査を実施しています。その結果、当院で頸動脈エコー検査を受けれた方の半数以上が、何らかの異常を認めています。中には狭窄率が70~90%以上で直ぐに外科的治療(血管内)が必要な方も数名おられました。参考までに、日本人の中で高血圧症の方は3000万人、糖尿病の方は約1000万人、高脂血症の方は最近では中高年齢層の70%以上の方が罹患している様です。これが現在の日本人の健康状態の一端ではないでしょうか。
今日午前中に10歳代半ばの男の子が頭痛を訴えてお母さんと来院されました。約3週間弱続く痛みで、吐き気も少しありました。頭部CTで慢性血種を認め手術の必要性のある疾患でした。頭痛が継続する場合はぜひ専門医の診断を受けて下さい。