生活習慣病と運動
- 2010年09月06日
- 院長コラム
生活習慣病の予防や治療は食事療法と運動療法が基本です。これらの治療を充分に行っても、血液検査や血圧の値が不良の場合には薬物療法になります。
運動療法については、決められた方法は有りませんが、最低限度推奨される運動量が解明されはじめています。具体的には、有酸素運動としてしっかりと1日6000歩以上歩く事です。この根拠は、長野県と香川県の人の歩数と生活習慣病(糖尿病等)の罹患率の統計から、長野県の人は平均で6000歩以上歩き有病率が低く、逆に香川県の人では6000歩未満で有病率が高い事がわかりました。
この6000歩をわかりやすく説明すると、歩幅が60~65cmと考え3.6~3.9kmの距離、時間にして40分程度(時速5km)になります。生活習慣病の予防は平素の食事や運動が大切ですので、どうか参考にして下さい。