緊張型頭痛
- 2007年04月11日
- 院長コラム
何処か気になり心配になる頭痛
緊張型頭痛とは肩や首筋の筋肉がこる事が原因でおる頭痛です。頭痛の原因の70~80%を占めます。緊張型頭痛は、筋緊張型頭痛や大後頭神経痛と同義語です。肩こりの原因については、重い頭を細い首で支えている為や頚部の筋力の問題や姿勢、筋肉の血流障害(脳卒中とは無関係の)或いは精神的なストレス等が相互に作用して肩こりが起こります。その関連痛として緊張型頭痛が起こります。
後頭部やコメカミが痛い、頭のてっぺんの方が痛い等痛みの箇所は多種多彩です。また痛みの方も押さえつけれる様な、きりきりする痛み、鉢巻を巻いた様な痛み等その表現も多種多彩です。痛みはストレスやデスクワークや疲れが原因ですから何時とはなく始まる事が特徴的です。また朝よりも夕方に多いタイプです。また休みの日等には痛みを忘れている事も特徴的です。しかし痛みがひどくある程度長時間に及べは吐き気や嘔吐を伴うがあります。これは痛み刺激が脳の延髄にある嘔吐中枢を刺激するためと考えらていますが、念のため頭部MRI やCT検査が必要と考えます。
治療法は肩こりが原因ですので肩こりをほぐすマッサージや入浴、頭痛がひどい場合には鎮痛剤や筋肉のこりや緊張をとる意味で筋弛緩剤や安定剤も効果を示します。