片頭痛の治療薬
- 2007年04月10日
- 院長コラム
治療薬について鎮痛効果は少ないものの副作用が少ない市販薬(イブ、セデス、ナロンエース等)から医師が処方する消炎鎮痛剤更にトリプタン製剤とあります。まず、市販薬を頭痛の起こりそうな前兆の際に服用され頭痛がコントロールできれば一番良いと考えます。市販薬が効果がない場合や、片頭痛の診断等に迷った場合は専門医(脳神経外科、神経内科)に相談され自分に合った薬がどれかを試してみる必要があります。片頭痛持ちの私の経験では片頭痛は休みの日、寝すぎた日、旅先、一年中で一番さわやかな晴れた春や秋の日等に起こりがちです。一日を台無しにすることない様に正確な診断と適切な内服薬を服用される事を切に希望します。
なお片頭痛の痛みが強く頻度も多く上記の内服薬があまり効果がない場合は頭痛の予防薬を服用される事をお勧め致します。予防薬としてある種のCa拮抗薬等があります。この場合予防薬ですから片頭痛の起こりそうな時期(季節の変わり目や女性なら生理前後の時期)に一定期間服用する必要があります。片頭痛の予防が効果的な場合があります。
最後に片頭痛は思春期から起こる頭痛でホルモンのバランスが関与している事は確実ですが原因はつかめていません。平均60歳頃には片頭痛が自然に起こらなくなります。気長に仲良く付き合ってください。