平均寿命の比較から読めることは
- 2013年03月02日
- 院長コラム
昨日の日経新聞で2010年の都道府県別の平均寿命(全国平均:男性79.5歳 女性86.3歳)が発表されました。その結果、長野県の男性が80.8歳、女性が87.1歳でともにトップでした。青森県が男女ともに最下位で男性が78.2歳、女性85.9歳でした。これは寒い地方の為、塩分接取量が多い可能性があります。また以前は最長寿県の代名詞とされた沖縄県は女性が初めてトップから3位へ転落しました。また男性の平均寿命79.4歳で随分前にトップから転落し、いまや全国平均値を下回る状態です。同紙では沖縄県は若い世代になるにつれ死亡率が悪化してるとの事です。この事は以前からの指摘通り沖縄県は戦後食事が欧米流となりジャンクフードの摂取率が高くなり、伝統的に接取していた海産物を主体とする食事内容が大きく変化した事が影響している様です。なお長野県の平均寿命が高いのは他県より歩く距離が長い事(6000歩/日)が良い結果になったと考えられています。
以上の結果から読み取れる事は、塩分控え目の和食中心の食事を接取し、1日6000歩程度歩く事が長寿に結びつくものと考えます。