未だに衰えぬ癌の脅威・・・あの人の様にならないために・・・ご家族と末永く暮らすために
- 2018年01月18日
- 院長コラム
医学の進歩とともに日本人の平均寿命は着実に伸びています。その理由として抗生物質の改良や脳卒中と心筋梗塞予防の為の生活習慣病の克服、癌の早期発見早期治療の進歩等が成果を出している事があげられます。その一方で寿命延長に伴い癌罹患率が上昇しています。最新の統計では国民の半数が一度は癌になり、3割が癌で亡くなっています。
癌は早期発見早期治療すれば根治可能な疾患ですが、自覚症状がわかりにくく、この為早期発見が遅れ他の臓器へ転移してしまう癌もあります。実際に予後の悪い(たちの悪い)ものとして、肺癌、食道癌、肝臓癌が5年生存率が50%以下、最近マスコミでもよく取り上げられる膵臓癌や胆嚢癌や胆道癌は5年生存率が30%以下が現状です。
では今後癌で苦しまずに生活するにはどうすれば良いかが問題となります。一般的に癌が進行癌になり他の臓器に転移するまでには2年から5年程度の時間を要します。この間に精密検査を繰り返せば早期発見ができるわけです。そこで御提案ですが、年に一度の全身のCT検査と胃腸の内視鏡検査を受ければ大丈夫となります。
ぜひ人間ドックに満足せずに、より精密な検査を年に一度受ける習慣をつけて下さい。