命を大切に
- 2023年02月03日
- 院長コラム
この世に生を受けて、たくさんの事を経験し、人生後半になればそれを謳歌する事が、かいつまめば、幸せな人の一生と言えます。
この世に生を受けた命を大切にするためには、早期発見、早期治療が必要です。つまり、癌を見つける事が重要になります。癌細胞は、全ての人で、1秒間に7個出来ると言われてます。この細胞を、見つけてこわす働きが免疫力です。この免疫は加齢とともに低下します。すると、癌細胞が大きくなり命に脅威を与えます。
昨年暮れに、遠方にいる知人が、膵臓癌のため50歳代半ばで亡くなりました。膵臓癌は、痛みや胃腸症状が末期になるまで現れないため、しばしば発見が遅れる代表的な癌です。この方には、まだ幼い娘さんがおられました。本人は死んでも死にきれなかったと思います。この様な事になる前に、当院のMRI、CTによる画像診断をお勧めします。世界中で毎日このような、悲しい事例が無数にあります。幸い日本は、医療費の大半が公費でまかなわれています。是非この点を利用して積極的に検査を受けられる事をおすすめ致します。
※ただし、症状が全くない時は、保険適応にならず自費になる場合があります。
私の40年間の臨床経験上、癌家系の方は特に注意が必要です。少しでも不安をお持ちの方は、ご相談下さい。
命を大切にしましょう。生きる意味、理由は後回しで良いのです。生きたくても、死んでしまった人の為に。