健康診断


当院では、頭痛外来等の脳外科を中心とした診療に加えて健康診断や骨粗鬆症の検査等も行っております。

交通事故で困っていませんか?


事故は誰にとってもいやなものですが、突発的に起こる事が多い様です。その場合、相手方との交渉は保険会社に任せる事が重要ですが、御自身のけがの治療や治療費の請求等困った事があれば御相談下さい。院長自身が、三井住友海上の顧問医をしている経験から出来るだけ分かりやすく御説明致します。

脳動脈瘤の破裂率


脳動脈瘤は主に脳の主幹動脈の分岐部にでき、破裂するとくも膜下出血を起こします。動脈瘤の大きさがどの位になれば破裂するかはまだ充分に解明されてませんが長径が5~7mm大以上で破裂する危険性が高まると考えられています。

脳動脈瘤は解剖や色々な統計から全人口の約5%程度つまり日本では500万人の方が持っておられると考えられています。又年間のくも膜下出血の患者さんの頻度は10万人に対して約20人、つまり日本では1億人に2万人の発症数と言われています。この数と前記の数とは考慮すると500万人に対して2万人が毎年破裂する計算です。つまり1000人で4人=0.4%の破裂率があります。ですからたとえ未破裂脳動脈瘤をMRIで指摘されても1年間で0.4%の破裂率ですから平均寿命に対する患者さんの年齢を考慮して手術が安全か経過観察が安全かをよく考える事が重要です。

また経過観察する場合は喫煙、高血圧症、過度の飲酒が破裂率を高めると言う報告があり注意が必要です。

 

糖尿病と食事


脳卒中*の危険因子には、加齢や遺伝的素因など予防が不可能なものと、高血圧症、糖尿病、高脂血症、痛風等の生活習慣病や飲酒、喫煙等の予防が可能な因子があります。糖尿病の予防には定期的な運動習慣、食物繊維の摂取、脂肪摂取の抑制が重要す。                                                                                                                                      *脳梗塞、脳内出血、クモ膜下出血の総称

②糖尿病と食事
糖尿病とは、食事の量が多く、運動不足の為に血糖値が上昇しているにも関わらず、膵臓から出るインスリンが効率的に使われず、膵臓に負担がかかり、結果として血液中に糖分が余っている状態です。この血液中の余分な糖分が悪影響を引き起こします。具体的には微小血管炎を起こす事で、脳梗塞、心筋梗塞、網膜症、腎不全、末梢神経障害の危険性が高まります。
食事療法のポイントは、1度にたくさんの量の食事は控えて、腹八分目を心がけ膵臓に過度の負担をかけないようにする事です。具体的には、食事量を3食同じくらいに分けて摂取します。朝食を多めにして、昼と夜と食事を少なくします。朝食を抜くと、体が飢えに備えて脂肪を蓄積しようとし、肥満の原因になります。また、ながら食いは結果的に食べ過ぎになります。更に、早食いやまとめ食いも良くない事です。ゆっくりよくかんで食べましょう。
食品もGI値(グリセミックインデックス=ブトウ糖を100とした時の、食物100gあたりの血糖上昇率)の低いものを選ぶ知識を持ちましょう。主食では、高い順からパン>白米>パスタの順です。
また野菜を多めに取る様にしたいですが、最近の傾向として、御飯よりおかずを多く取りすぎる傾向にあるようですから、副食は1食1皿として、御飯(適量)を食べるようにして下さい。蛋白質は、魚や大豆、脂身の少ない肉からとりましょう。脂肪の摂取は動物性脂肪を減らし、植物性脂肪や魚から取りましょう。油を使った料理は1日2品までとしましょう。
お菓子や飲酒も控え目にして下さい。低脂肪の牛乳や適量の果物は食事と一緒にとらず、間食で摂取して空腹感の緩和に努めて下さい。外食などでは食べ残す勇気も必要です。定食やどんぶり物は御飯を1/3ほど残して下さい。
追記ー運動療法は、毎日6000歩~8000歩歩く事が理想です。

 


2011 (c) Yamamura Brain Clinic All Rights Reserved.
脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)の予防・早期診断や脳ドック頭痛外来めまいしびれの症状でお困りの方は広島市中区の山村クリニック(脳神経外科、神経内科、放射線科)へお越し下さい。