NHK特番にMRI写真を提供しました。


先日9月8日放送のNHK特番「アルツハイマー病 進行をくい止めら!」の番組にアルツハイマー病のMRI写真を提供しました。

今井雅之さんの報道を見て


有名人が病気や病死するといつも思うことですが、自分は本当に大丈夫かという事です。悲しいかな人間は忘れる動物なので、喉もと過ぎればすぐに忘れてしまします。私事ですが、父も大腸癌になり、病院でステージ4で余命半年と宣言を受けました。父の家系は脳卒中が多いので、私もまさかと思いました。当院でも患者さんのご家族の病気の事(家族歴)を聞きますが、食生活を含めた生活環境や大気汚染などの影響からか遺伝的な傾向は必ずしも当てにならなくなっているようです。
では、今から起こるかも知れない病気に対してどの様な検査で対処するかが問題となります。脳に関してはMRI検査と頸動脈エコー検査が欠かせません。胃と大腸は内視鏡が必要です。その他、全身の検査は造影剤を使用したCTとPET(ポジトロンエミッションCT)です。どの検査も2年に一度程度必要な様です。当院でできない検査もありますが、どうぞ御相談下さい。早期発見が大切です。
ではこれらの検査で充分かと言えば、癌の極一部に非常に悪性で3か月でステージ4になるものもあります。それら疾患は、現在の医療レベルでもお手上げの様です。
最後に予防の観点からわかる範囲で申しますと、できるだけ免疫力を高める生活をする事が大切です。充分な睡眠、禁煙、適度な飲酒、野菜多めの食事、6000歩以上の歩行等、健全で健康な生活が大切な様です。

認知症の貼付剤について


認知症の治療方法について自分の考えを以下の様にまとめてみました。認知症の内服薬をかなり長期に服用した後、認知症が進行した患者さんでも、貼付剤を使用する事で症状が改善する傾向がみられました。更に認知症が悪化した患者さんは内服薬の拒否、服用の不確実さ、患者さんの嚥下障害等の内服困難な状況が予想されます。この為、認知症の患者さんに対して、認知症の内服薬を先行して使用し、貼付剤を最終兵器として使用する方針にしています。

治療困難な片頭痛


最近来院された2名の方の事です。片頭痛が深刻で、さまざまな専門施設を受診されましたが、適切な治療法がなく、ある意味匙を投げられた方がおられました。お二人とも当院の治療薬で頭痛が改善し、通常の社会生活を開始されました。片頭痛でお困りの方はぜひ一度受診して下さい。


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脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)の予防・早期診断や脳ドック頭痛外来めまいしびれの症状でお困りの方は広島市中区の山村クリニック(脳神経外科、神経内科、放射線科)へお越し下さい。