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わかりにくい医学用語

  • ヘルニア

逸脱ーある空間から異常な穴を通り空間内の物が外に出る事。椎間板ヘルニア・鼡径ヘルニア

  • 悪玉コレステロール

LDL(低比重リパ蛋白)コレステロールの事。コレステロールにはHDL(高比重リパ蛋白)コレステロールとLDLコレステロールがあり、両者の和を総コレステロールを読んでいます。LDLコレステロールは動脈硬化を進行させ、脳卒中や心筋梗塞に引き起こす為、悪玉コレステロールと呼ばれています。

  • 中性脂肪

血液内にある脂肪の一種。高くなると動脈硬化を増強させ、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。なお、コレステロールと違い、脂肪の取りすぎでは数値は上昇せず、糖分やアルコールの過剰摂取で数値が高くなります。

  • 造影剤

脳腫瘍や脳血管奇形等の血管が多く存在する病巣部を際立たせて見えるようにする為、あらかじめCTやMRIの検査前に血管の中に注射する薬です。

  • 占拠性病変

頭の中は基本的は閉鎖腔です。その閉鎖腔のある部分を占領する様に発達する脳腫瘍等をを占拠性病変と呼ぶ。

  • 閃輝性暗点

両眼の視野の辺縁部にキラキラ光る星の様なものが現れ、その部分の視野が妨げられる発作。この発作は20~30分で自然消失する。片頭痛の患者さんの約20%に前兆して現れます。原因は脳の後頭葉の表面の血管に、原因不明の収縮をして起こると考えられています。

  • 梗塞巣

梗塞のある部分を梗塞巣と表現します。

  • 抗血小板療法

血小板の力を弱めて、脳梗塞の発症を抑える薬。

  • 良性発作性頭位めまい症

末梢性(脳以外)めまいの原因で一つで、耳の三半規管の異常から頭の位置によってめまいが誘発されるもの。

  • 椎骨脳底動脈循環不全症

中枢性(脳)めまい症の原因の一つで、小脳や脳幹部の血流障害で起こり、時に意識障害を合併します。

  • 閉塞症

血管が閉塞している状態。

  • ヒステリー

精神的な異常から、意識障害をはじめてする様々な症状が出現する病態。脳波では癲癇波を認めません。

  • リンゲル液

細胞外液と同じ成分で、点滴治療で最も汎用されるもの。

  • アリナミン

ビタミンB1の事ー不足すると末梢神経炎、神経痛、筋肉痛、関節痛を起こします。江戸時代以前に流行した脚気はアリナミンの栄養不足から。

  • α波・β波

脳波の波形の名称で、α波は8~13Hzの波形で主に安静時の脳波。β波は14~30Hzの波形で、平常時の脳波に見られるもの。

  • クリッピング

脳動脈瘤の代表的な手術法の名前。クリッピングとは脳動脈瘤の頚部(根元の細い部分)をクリップを使用して親動脈より動脈瘤を遮断する方法。

  • 穿通枝

一般的に脳の主幹動脈(太い動脈)は脳の表面に存在し、脳内には長径200~300オングストローム(0.2~0.3mm)の細い血管が栄養しています。この脳内の影響血管が穿通枝と呼ばれる動脈です。

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