こんな症状は要注意! ホーム > 事例集 > めまい症

こんな症状ありませんか?

  • 身体の片側に麻痺やしびれを感じる
  • ものが二重に見える
  • ろれつが回らない
  • 物忘れがひどくなった
  • めまいがする
  • 頭痛がある
  • 血圧が高い
  • 言われたことが一瞬理解できない
  • 食べ物が一時的に飲み込めない
  • 話したいのに急に言葉が出なくなる

「脳神経外科は敷居が高い、怖い」とか、「気になることはあるけど大したことないだろう」という理由で、つい受診を後回しにしてしまうことがあるかもしれません。しかし、病気を克服する大きなポイントは”早期発見・早期治療”。上記の項目のような症状が必ずしも脳疾患であるとは限りませんが、少しでも「おかしいな?」と感じる点があれば、どうぞご来院ください。

どちらのケースも最初の頭痛で病院を受診していれば早期発見でき、大事に到らずすんでいます。片頭痛をかかえている人でも、いつもの頭痛と少し違うなと感じたら、すぐ病院を受診ください。
※ケースはあくまでも、事例の一部です。

めまい症

  • CASE1

40歳代、女性。寝ていて急に起き上がろうとした瞬間に回転性のめまいが出現しました。最近、仕事と家事が忙しく、睡眠不足とストレスがある状態です。また首を左に振向くたびに、めまいがある為来院。頭部MRIでは異常所見はありませんでした。臨床症状及び画像所見より良性発作性頭位めまい症と診断しました。

  • CASE2

70歳代、女性。最近特に忙しく、歩いていて船の上に載った時の様な浮遊感を自覚します。また歩く際に左へ左へ傾く傾向があります。このため当院を受診し、頭部MRAで椎骨動脈の狭窄所見を認め椎骨脳底動脈循環不全症と診断をしました。

  • CASE3

50歳代、男性。会社の飲み会で食事中トイレに立ち上がった瞬間に、急に回転性のめまいと呂律困難が出現しました。数分間横になったところ、症状は落ち着きました。翌日当院を受診し頭部MRIを施行し右側の主要血管(中大脳動脈)の閉塞症を認めました。

  • CASE4

70歳代、男性。他医院より一時的なめまいの精密検査で紹介され来院。今まで、高血圧症と高脂血症の治療中でした。家族の中には脳卒中方はいません。頭部MRIでは異常なしはありませんが、頚部エコー検査で右頚部内頚動脈は61%の狭窄症、左頚部内頚動脈は35%の狭窄症を認め、症状のめまい症の責任病巣と診断しました。その後、脳血流改善剤や抗血小板剤で症状は軽快しましたが、定期的に頚部エコーで経過観察中です。

  • CASE5

60歳代、女性。3日前から頭を動かすとめまいがありました。最近、ストレスと睡眠不足が続いています。耳鳴りや難聴はありません。また回転性のめまいでもありません。頭部MRI及び頚部エコーでは異常はありませんでした。以上から、耳鼻科的なめまいでも、脳血流の減少からのめまいではなく、良性発作性頭位めまい症と診断し投薬を開始し、症状は改善しました。

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脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)の予防・早期診断や脳ドック頭痛外来めまいしびれの症状でお困りの方は広島市中区の山村クリニック(脳神経外科、神経内科、放射線科)へお越し下さい。